合格するかは、はじめにわかるの?

浜松駅前予備校(ハマヨビ)

2021年09月14日 11:54

こんにちは、
浜松駅前予備校(ハマヨビ)の平井です。


緊急事態宣言が延長されて、
外出がままならないストレスが
じりじりと溜まってきている今日この頃。

コロナ対策にすごく気を付ける人

そうでもない人

コロナ禍が長くなればなるほど、
この溝が深まっているような。


私が大好きな人生相談、
読売新聞の『人生案内』にも
そんなお悩み相談を
ちょくちょく見かけるように。


自分はすごく気を付けて
いろんなことを我慢しているけれど、
家族や同僚は旅行に行ったり・・・

複雑な気持ちになる、

というような。

うんうん、
わかるわかる、
あるよねぇ・・・
と頷きながら読んでます。


まだまだ
わからないことが多いウイルスだからこそ、
感染対策の努力はしつつ、
心の安定との
折り合いがつくところを日々
探り探りしています。


そんな日々に読んだ本について、
今日は書きたかったのです。

近藤史恵 著
『モップの精は旅に出る』



(インスタにも書きました)

ドラマ「シェフは名探偵」もよかったし、
近藤史恵さん原作の
『タルト・タタンの夢』三部作は
さらによかったから、
近藤史恵作品を深堀中です。

この表紙、
かわいいなと思ってジャケ買いならぬ、
ジャケ借りしました。

読み終わって調べてみたら、
シリーズになっていて、
しかもこれもドラマ化されていたんですね。
全然知らなかった。

ミステリーらしく、
人が死んだり怪我をしたり・・・
これがあるから私、
ミステリーって
気が進まないんだよなぁと思いつつ、
オフィスの掃除人を軽やかに、
楽しそうにしている
キリコちゃんがキュートで
思わず読み進めてしまいました。


英会話学校とその職員が
舞台になっている章があって、
予備校にすこーし
似たところがあるのかな?と興味津々。

「だいたいの生徒は、
 入ってきたときの雰囲気で
 伸びるかどうかがわかる」
というくだりにドキリとする。

たしかに予備校でも、
入校相談のやり取りで

「のみ込みが早い人だな」とか、
「少し勉強すれば伸びるだろうな」とか、
「本気度がすごいな」とか、

いろんな印象は受けるけれど、
じゃあそれがすべて当たるかというと、
意外とそうはいかないのが
おもしろいところなのかも。


人って変わるし(いい意味で)、
なにより勉強って
「一時的な盛り上がり」
というよりも
「継続的」
な部分が大きいからなのかなとも思う。

のみ込むのに時間がかかるからこそ、
コツコツ継続できて
結果的に大きく伸びる生徒は、
大学受験では結構多いように思います。

しかもその伸びには根拠があるから、
そう簡単にはゆるがなくて。

近藤史恵さんの作品って、
LGBTや国籍などの多様性を
考えさせるエッセンスが
ピリッときいてるのも興味深い。

大テーマとしてじゃなくて、
ほんのちょっと、
思いがけないところでチラ見せしてくる感じで。

英会話学校の外国人講師って
国籍によって微妙な差があったりするのかな?
ということにもちらりと触れていたりして。


なにより、
「元気になる方法はいろいろある」ことを
あの手この手で見せてくれる本で、
何が正しいか、
探り探りの今に寄り添ってくれるような
読後感でした。



さて、
明日は大学受験志望の生徒の
大学共通テスト9月マーク模試。

時が止まったような日々ですが、
着実に時間が流れていることを感じます。


☆入校を希望される新規の方は、
こちらの「お問い合わせ・資料請求」から
ご状況をお知らせください。
コロナ対策のため、人と人とが極力重ならないよう
配慮しながら、残り時間でできることをご提案します。



関連記事